先日、このような登山クイズを作って公開しました。
登山4択クイズ
公開以降、2週間で2946人もの方がトライしてくれました。ありがとうございます! 作った甲斐があったというものです。
そもそもこのクイズは、これのマネをしたものでした。
クライミング4択クイズを作ってみた!
これはMickipedia(植田幹也)さんという人が作ったものなのですが、やってみたらすごく面白くて、「登山版もできるじゃん!」と思いついて作ってみたというものです。
このMickipediaさんは、クイズ公開後、結果の分析レポートまで出していて、それがまたすごく面白かったので、これまたマネして、以下、登山4択クイズの結果分析をレポートしようと思います。
以下、完全にクイズのネタバレを含みますので、まだクイズをやっていない方は、ぜひやってみてから以下を読み進めることをおすすめします。結果分析が10倍面白く読めると思いますので。
よろしいでしょうか。
では結果レポートを始めます。
回答者数は2946人、平均点は30点満点で13.12点でした(6月6日22時時点)。
ちょっと難しかったですかね……。基本的に自分が知っていることしか問題として頭に浮かばないので、客観的な難易度がいまいち見当がつかなかったんです。
Mickipedeiaさんのクライミングクイズの平均点が15.43点だったので、なんとなくの体感値としてそれくらいの難易度を目指したつもりだったんですが、少し難しくなりすぎたみたい。
随所に引っかけ問題とか、たとえネット検索してもまずわからないような難問とかも入れたので、29点以上の「生き字引」クラスをゲットする人はいないだろうと思っていました。
が、予想に反して35人も! 満点獲得者が現れたときは本当に驚いたのですが、何度もトライしている人がいたようで、高得点ゾーンに少なくない人がいるのはそのせいかと思われます(複数回トライを禁じるつもりはなく、逆に何度もやりたい人は納得いくまでやってほしかったので、全然問題はないです)。
直接知らせていただいて、私が把握しているなかでのオンサイト最高点は28点。初見でこのクイズ28問正解するのはマジですごいと思います。私には無理だな。仮に他人が作った同程度の難易度のクイズを自分がやったら、22点くらいじゃないかなと見積もってました。
一方、7点以下は「逆にすごい」クラスと設定していました。4択クイズなので、全問適当に答えたとしても、確率的に7.5問は正解できるようになっています。その数学的確率を超えて外し続ける引きの強さは、まさに「逆にすごい」。このナイスなクラス設定もMickipediaさんをマネしております。
得点分布はこうなっています。細かい数字が合わないような気がしますが気にしないでください。Mickipediaさんのほうでは出していた偏差値も出したかったんですが、偏差値の計算方法が難しくてどうしても理解できず、断念しました。
登山4択クイズ
公開以降、2週間で2946人もの方がトライしてくれました。ありがとうございます! 作った甲斐があったというものです。
そもそもこのクイズは、これのマネをしたものでした。
クライミング4択クイズを作ってみた!
これはMickipedia(植田幹也)さんという人が作ったものなのですが、やってみたらすごく面白くて、「登山版もできるじゃん!」と思いついて作ってみたというものです。
このMickipediaさんは、クイズ公開後、結果の分析レポートまで出していて、それがまたすごく面白かったので、これまたマネして、以下、登山4択クイズの結果分析をレポートしようと思います。
【警告】
以下、完全にクイズのネタバレを含みますので、まだクイズをやっていない方は、ぜひやってみてから以下を読み進めることをおすすめします。結果分析が10倍面白く読めると思いますので。
よろしいでしょうか。
では結果レポートを始めます。
回答者数は2946人、平均点は30点満点で13.12点でした(6月6日22時時点)。
ちょっと難しかったですかね……。基本的に自分が知っていることしか問題として頭に浮かばないので、客観的な難易度がいまいち見当がつかなかったんです。
Mickipedeiaさんのクライミングクイズの平均点が15.43点だったので、なんとなくの体感値としてそれくらいの難易度を目指したつもりだったんですが、少し難しくなりすぎたみたい。
随所に引っかけ問題とか、たとえネット検索してもまずわからないような難問とかも入れたので、29点以上の「生き字引」クラスをゲットする人はいないだろうと思っていました。
が、予想に反して35人も! 満点獲得者が現れたときは本当に驚いたのですが、何度もトライしている人がいたようで、高得点ゾーンに少なくない人がいるのはそのせいかと思われます(複数回トライを禁じるつもりはなく、逆に何度もやりたい人は納得いくまでやってほしかったので、全然問題はないです)。
直接知らせていただいて、私が把握しているなかでのオンサイト最高点は28点。初見でこのクイズ28問正解するのはマジですごいと思います。私には無理だな。仮に他人が作った同程度の難易度のクイズを自分がやったら、22点くらいじゃないかなと見積もってました。
一方、7点以下は「逆にすごい」クラスと設定していました。4択クイズなので、全問適当に答えたとしても、確率的に7.5問は正解できるようになっています。その数学的確率を超えて外し続ける引きの強さは、まさに「逆にすごい」。このナイスなクラス設定もMickipediaさんをマネしております。
得点分布はこうなっています。細かい数字が合わないような気がしますが気にしないでください。Mickipediaさんのほうでは出していた偏差値も出したかったんですが、
*ある方が計算してくれました!
これを見ると、19問正解までが上位10%以内に入ってしまうのだから、やっぱり難しすぎましたね。得点分布のグラフを見ると、Mickipediaさんのクイズは左右均等にきれいな山を描いているのに対して、今回のクイズは左に寄ったいびつな形をしています。それから、なぜか真ん中(12問正解)がガクッと少なくて、頂上が陥没あるいは双耳峰的な形に。これはなぜなんだろう? 理由がわかりません。
正答率が25%を下回ったものに色を付けました。こうして見ると、登山史がネックになったことがわかります。クイズをやってくれた人の感想として「後半が難しかった」というものが目立っていたのですが、数字にしてみるとそれは明らか。自分的には前半と難易度を変えたつもりはなかったので、私の知識は登山史とか雑学系に偏っていることがうかがえます。
本当は、レベル1の正答率が80%~90%、6が20%前後で、段階的に正答率が下がっていくのが美しいと思うし、Mickipediaさんの結果はまさにそうなっているんですが、私のは必ずしもそうはなっていないところが、クイズ作成の精度の低さを表しているなと反省。
個人的に思い入れのあった問題や、結果が予想外だった問題をいくつかピックアップします。
これ、意外と知っている人多いんですね。沖縄と答える人が多いんじゃないかと思ってました。
これはけっこう自信作。グレードの基準がまさか「いまだかつて体験したこともないような猛烈なヤブ」とは思いますまい。私もグレードの存在は知っていましたが、基準までは覚えていませんでした。いきなりこのクイズ出されて正答する自信はありません。
レベル1にしては正答率が低かった問題。これはフューチャーライトが迷わせてしまいましたね。これ、昨年登場したばかりでまだ知名度が高くない素材なのです。レベル1なら、ネオシェルとかハイベントとかエントラントにしておくべきでした。
これもレベルを失敗した問題。解説にも書いたとおり、ストッキングでなじみの単位なので、女性には常識だそうです。
これなんでこんなに正答率高いの!? 「カネボウがザック作ってたなんてだれも知らないだろ~」と思って自信満々に出したのに。けっこう知られている事実なんでしょうか!? それとも、他の選択肢から推測しやすかったのかな。
これは8割9割正解するだろうと思っていたのですが意外。ヒラリーとテンジンというのは、小学校あたりで習ったような覚えもあって、登山史というより一般常識だと思っていたんですが、いまの若い人には知られていない事実なんでしょうかね。
正答率13.5%。今回の最難課題となったのがこれ。すぐ下に有名な名前があるので、圧倒的にそちらに引っ張られています。私はガウランドわりと知っていたのでなんとなくレベル3か4くらいかなと思ったのですが、考えてみりゃガウランドなんて知ってる人限られますね。
有名な人が選択肢にあるとそちらに引っ張られるというのは、ここでも同様な傾向が見られました。ククチカって、80年代には新聞記事にもなったりしてわりと有名だったと思うのだけど、すでに歴史の彼方に埋もれてしまったようであります……。
これ意外と知られていないんだなあというのが感想。しかしこれも考えてみれば、雑誌の創刊年なんて普通は知らないか。私は元山と溪谷編集部員なので、創刊年を覚えていて当たり前。レベル設定を間違えました。
今回最大の自信作。この知識をドヤりたいがためにクイズを作ったといったも過言ではありません。「地球最大」はわからないだろう~。「銀河系最大」という選択肢も自信作で、こちらを選ぶ人がけっこういるんじゃないかなと予想していましたが、案の定けっこういて私は満足です。
ちなみに証拠はこれ。70年代のさかいやはパンクでした。
クイズを作りながらつくづく感じたのが、Mickipediaさんの作ったクライミングクイズの完成度の高さ。Googleフォームを利用したことも、全30問にしたことも、4択にしたことも、カテゴリーやレベル分けのやり方も、すべてが具合がよく、変える部分を思いつきませんでした。比べてみてもらえばわかりますが、私が作った登山クイズは、まんまクライミングクイズのフォーマットにのっとっています。
面白いと感じた方は、ぜひオリジナルのクイズを作ってみてください。このMickipediaフォーマットは非常に優れているので、これをマネすればOKです。Googleフォームもとても優れています。私は初めて使ったのですが、直感的にすぐわかりました。これ以外のこともできるようなので、カスタマイズもいろいろできます。
気が向いたら第二弾作ります。
それでは!
これを見ると、19問正解までが上位10%以内に入ってしまうのだから、やっぱり難しすぎましたね。得点分布のグラフを見ると、Mickipediaさんのクイズは左右均等にきれいな山を描いているのに対して、今回のクイズは左に寄ったいびつな形をしています。それから、なぜか真ん中(12問正解)がガクッと少なくて、頂上が陥没あるいは双耳峰的な形に。これはなぜなんだろう? 理由がわかりません。
問題ごとの正答率
正答率が25%を下回ったものに色を付けました。こうして見ると、登山史がネックになったことがわかります。クイズをやってくれた人の感想として「後半が難しかった」というものが目立っていたのですが、数字にしてみるとそれは明らか。自分的には前半と難易度を変えたつもりはなかったので、私の知識は登山史とか雑学系に偏っていることがうかがえます。
本当は、レベル1の正答率が80%~90%、6が20%前後で、段階的に正答率が下がっていくのが美しいと思うし、Mickipediaさんの結果はまさにそうなっているんですが、私のは必ずしもそうはなっていないところが、クイズ作成の精度の低さを表しているなと反省。
注目問題の結果解説
個人的に思い入れのあった問題や、結果が予想外だった問題をいくつかピックアップします。
これ、意外と知っている人多いんですね。沖縄と答える人が多いんじゃないかと思ってました。
これはけっこう自信作。グレードの基準がまさか「いまだかつて体験したこともないような猛烈なヤブ」とは思いますまい。私もグレードの存在は知っていましたが、基準までは覚えていませんでした。いきなりこのクイズ出されて正答する自信はありません。
レベル1にしては正答率が低かった問題。これはフューチャーライトが迷わせてしまいましたね。これ、昨年登場したばかりでまだ知名度が高くない素材なのです。レベル1なら、ネオシェルとかハイベントとかエントラントにしておくべきでした。
これもレベルを失敗した問題。解説にも書いたとおり、ストッキングでなじみの単位なので、女性には常識だそうです。
これなんでこんなに正答率高いの!? 「カネボウがザック作ってたなんてだれも知らないだろ~」と思って自信満々に出したのに。けっこう知られている事実なんでしょうか!? それとも、他の選択肢から推測しやすかったのかな。
これは8割9割正解するだろうと思っていたのですが意外。ヒラリーとテンジンというのは、小学校あたりで習ったような覚えもあって、登山史というより一般常識だと思っていたんですが、いまの若い人には知られていない事実なんでしょうかね。
正答率13.5%。今回の最難課題となったのがこれ。すぐ下に有名な名前があるので、圧倒的にそちらに引っ張られています。私はガウランドわりと知っていたのでなんとなくレベル3か4くらいかなと思ったのですが、考えてみりゃガウランドなんて知ってる人限られますね。
有名な人が選択肢にあるとそちらに引っ張られるというのは、ここでも同様な傾向が見られました。ククチカって、80年代には新聞記事にもなったりしてわりと有名だったと思うのだけど、すでに歴史の彼方に埋もれてしまったようであります……。
これ意外と知られていないんだなあというのが感想。しかしこれも考えてみれば、雑誌の創刊年なんて普通は知らないか。私は元山と溪谷編集部員なので、創刊年を覚えていて当たり前。レベル設定を間違えました。
今回最大の自信作。この知識をドヤりたいがためにクイズを作ったといったも過言ではありません。「地球最大」はわからないだろう~。「銀河系最大」という選択肢も自信作で、こちらを選ぶ人がけっこういるんじゃないかなと予想していましたが、案の定けっこういて私は満足です。
ちなみに証拠はこれ。70年代のさかいやはパンクでした。
まとめ
クイズを作りながらつくづく感じたのが、Mickipediaさんの作ったクライミングクイズの完成度の高さ。Googleフォームを利用したことも、全30問にしたことも、4択にしたことも、カテゴリーやレベル分けのやり方も、すべてが具合がよく、変える部分を思いつきませんでした。比べてみてもらえばわかりますが、私が作った登山クイズは、まんまクライミングクイズのフォーマットにのっとっています。
面白いと感じた方は、ぜひオリジナルのクイズを作ってみてください。このMickipediaフォーマットは非常に優れているので、これをマネすればOKです。Googleフォームもとても優れています。私は初めて使ったのですが、直感的にすぐわかりました。これ以外のこともできるようなので、カスタマイズもいろいろできます。
気が向いたら第二弾作ります。
それでは!