先日、山岳写真の分野で経歴詐称事件が発覚しました。詐称していたのは、「山写」と名乗って山岳写真家として活動していた人物。顔と本名を公表していないので何者なのかがよくわからないのですが、ツイッターで1万人以上のフォロワーを抱え、各種企業とコラボして山岳写真のセミナーなども開催し、ある種のインフルエンサー的な存在となっていました。
登山と写真で仕事をしている人。rel="nofollow"
一般にはほとんど知られていないと思われるのですが、登山と写真両方に関心のある人たちにはそれなりに影響力と存在感を持っていたと思います。とくにここ一年ほどは、ファイントラックの山岳写真用ジャケットの開発に協力したり、ペンタックスとコラボしたセミナーが開催されたり、YAMAPで連載が始まったりなど、活動が本格化していました。
本人が自称している経歴は以下のようなもの:
・20代は海外で山岳写真の修行をつむ
・現在は海外の組織に所属する立場。日本の山岳風景の撮影と、山岳写真の啓蒙のため帰国して活動している
・自身の写真作品は海外で高額で取引されている
・登山実績も豊富。これまでにエベレスト、マカルー、カンチェンジュンガ、モンブランなど多くの海外高峰に登る
・フリークライミングもうまく、これまでの最高グレードはオンサイト5.12b
・WEBディレクター/デザイナーとしての顔も持ち、さまざまなプロジェクトに参画してきた
・平湯温泉で各種広報、地方創生的な事業を行なってきた
年齢は30代と思われるのですが、こうして並べてみるとスーパーマンというか、そんな人いるの!?って感じです。
私が初めてこの人の存在を知ったのは、2016年、この記事を見たことがきっかけでした。
登山用ザックに一眼レフと大量のレンズをパッキングをする方法rel="nofollow"
まず引っかかったのがブログのタイトル「登山と写真で仕事をしている人。」
私は職業柄、登山と写真で仕事をしている人はたいてい知っているのですが、こんな人がいることはまったく知らなかった。登山と写真で仕事をしている人というのは大変少なく、私のような山岳ライター/編集者にとっては、常時大募集しているような人材であります。しかもブログを見ると、かなり登れるようであり、年齢も若そうだ。これは貴重人材!
ところが、記事をよく読んでみると、なにかがおかしい。とくに、カメラの予備ボディを持っていないところと、荷物が多すぎるということに違和感を抱きました。私の知っている山岳カメラマンは、山中での故障に備えて予備のカメラボディを必ず持っていたし、撮影機材をできるだけ持つために、登山装備は限界まで切り詰める人がほとんどでした。それに比べると、どうもプロっぽくない。
そのへんの疑問をFacebookに投げてみると、知り合いが「それ、たぶん平湯の人だよ」と教えてくれました。平湯温泉の観光協会で仕事をしている人だというのです。平湯というのは北アルプスの玄関口となる町。なんらか写真の心得がある山好きの職員が、写真素材を自分で撮影して観光協会の仕事をしているということなのだろうか。なるほど、それなら「登山と写真で仕事をしている人。」というタイトルもあり得ると納得して、しばらくは存在を忘れていました。
再びその存在を意識するようになったのは、2017年末か2018年初頭ごろ。この人がカンチェンジュンガを登ったらしいという話がSNSで回ってきたのを目にしたときでした。――えっ、カンチェンジュンガ!?
カンチェンジュンガというのは、ヒマラヤ8000m峰のなかでも難しい山で、日本人でここに登ったことのある人はそう多くはありません。
あらためてプロフィールを見てみると、すでにエベレストとマカルーにも登ったことになっている。エベレスト、マカルー、カンチェンジュンガの3山に登ったことがある日本人となると、ごく限られるはず。そんな人を知らないということはあるだろうか……。
これが、同じ8000m峰でも、エベレスト、チョー・オユー、マナスルの3山を登ったということだったら、ここまで違和感は抱かなかったと思います。この3山はガイド登山が発達していて、いまや日本人登頂者なんて無数にいるからです。しかしカンチェンジュンガとマカルーは違う。
そこで、ヒマラヤの登山者がほぼすべて記録されている「ヒマラヤン・データベース」を見てみました。案の定、それらしき人物の記載が見つからない。名前と年齢がわからないのではっきりしたことはいえないけれど、これはかぎりなく嘘っぽいのではないか……。
【ここでおまけ】
ヒマラヤン・データベースというのは、エリザベス・ホーリーという伝説的な山岳ジャーナリストが始めたもので、世界中の山岳メディアが第一級の参考資料としているものです。その網羅性と正確性は驚くべきもの。ただし閲覧の仕方がちょっとわかりにくい。私も使うたびに忘れていて困っていたのですが、今回、ある人が非常にわかりやすく使い方をまとめてくれていたので、自分の備忘録を兼ねて掲載しておきます。引用が長くなるので、先に進みたい人はとばしてかまいません。
ちなみにこの一連ツイートはツイッター上で発見したものなので、この「ひゅ〜む」さんが何者なのか私にはわかりません。が、記述内容からしてヒマラヤ登山に詳しい人と思われます。
【ここから本文再開】
これで俄然、この山写なる人の言うことが眉唾っぽく感じられてきました。あらためて見ると、登山実績のほかの経歴も、上に書いたようにキラ星のような実績が並ぶにもかかわらず、それが事実だと信じるに足る具体的な記述がほとんどありません。
なんなんだろな、この人は……。
と思っているうちに、山写さんがセミナーを開催するという情報を得ました。どういう人なのか見てみたいという好奇心で、私はセミナーに応募してみました。まあ、さすがに好奇心だけでは応募はしなかったところですが、セミナーのテーマがちょうど私が知りたかったこと(Lightroomを使った色調調整の方法)だったことと、ちょうど購入を考えていたモニターを使えるということが後押しになりました。
セミナー会場で実際に目にした山写さんの印象をひと言で言うと、「ああ、これはやっぱり登っていないな」というものでした。
8000m峰を3山登り、フリークライミングでも5.12をオンサイトする人といえば、日本のトップクライマーの一角といっていい実力です。国内最高の”猛者の集い”とされるWCM(ウィンタークライマーズミーティング)に参加する資格が十分にあるといえるでしょう。
そのレベルの人たちには一様のある”雰囲気”があります。まず体型。細身で全体にキュッと引き締まった体格をしています。立ち方もシュッとしているというか。筋肉が引き締まっているため、スッと立っているだけで関節が正しい位置におさまっているんでしょうね。そして手がゴツい。日焼けするため肌が浅黒い人が多いのも特徴です。
対して山写さんはごく普通の人でした。トップクライマー特有の雰囲気がまったくないのです。見た目だけでわかるのかと思われるでしょうが、トップクライマーにたくさん会ってきた経験があれば、違和感はすぐ感じ取れます。会って得られる情報というのはものすごく多く、それは言葉にはならなくても、感覚的な確信をもたらすにはとても重要なのです。
とはいえもちろん、それは私の主観でしかないので、これだけで登っていないと公に決めつけることはできません。ただし、自分のなかでの評価としてはもう十分でした。「この人は自分で言っているような登山はしていない」と。
余談ですが、セミナー自体はよいものでした。ひとりに1台パソコンが用意されていて、実際に操作しながら解説を聞けるのでわかりやすく、自分的には得るもののあるセミナーでした。3時間みっちり、山写さんが全部自分で作ったという36ページのテキスト付き(パワーポイントのホチキス止めとかじゃなくて、ちゃんとオールカラー印刷してある冊子)。かなり力の入ったものであったことは付言しておきます。しかも参加費無料!
経歴を詐称していると個人的には確信したので、以降は関わり合いを持たないようにしていました。私が仕事上で付き合いのある会社や個人が山写さんとも付き合っていて、そういうのを横目で見ながら「大丈夫なのかな……」と思いつつも、部外者が口出しをするのも気が引けるので、あくまで横目で見るだけにとどめていました。
そういう期間が1年半ほど続いたのち、今年に入ってから「ちょっとこれはまずいかも」と思い始めました。
ひとつは、山写さんが活動の場を広げ、影響力を強めてきたこと。実体のない経歴を土台にした人が影響力を持つのは、どんな事情があったとしてもいいことではありません。
ふたつ目は、私が新たに連載を始めたYAMAP MAGAZINEで山写さんも連載を始めたこと。山写さんはかなりド派手な詐称をしていたので、バレるのは時間の問題だと思っていました。そんな地雷みたいな人が同じメディアで連載をしていれば、こちらも巻き添えを食うおそれがある。立ち上がったばかりのYAMAP MAGAZINEにとっては、時間を置くほど、嘘が爆発したときの痛手は深くなるだろう。
さらにこれ。
これからエベレストに挑戦しようとしている新進の山岳写真家に、ドヤ顔でエールを送っている。これはちょっと見ていられなかったな。
どういうつもりなのか知らないが、この上田さんという写真家に対してあまりにも失礼でしょう。他人の話題に乗っかって「サミッターのフォトグラファー」と言いたかっただけなんじゃないのか。
上田さんはアマダブラムやマナスルに登っている人。山写さんの怪しさには気付いていたと思うし、その人物から公の場でこうして先輩面でコメントされたときの感情を想像するとやるせないものがあります。
自分には関係ないし……と見過ごしてもいられなくなってきたなと考え始めたころ、山写さんのあるツイートが目に入りました。ネットの掲示板で誹謗中傷されているので訴訟を起こすというのです。検索してみると、5ちゃんねるのカメラカテゴリーにそのスレッドはありました。
中を見てみると、山写さんの経歴がおかしいという議論で燃えさかっていました。ああ、ついに地雷が爆発するときがきたのかな。
掲示板の指摘はかなり具体的なものもあって、訴訟を起こすと言っていたわりには第三者からしても山写さんに分が悪く見えました。そのうち山写さんのツイッターでも弱々しい発言が目立ってきました。しかし、経歴が虚偽なのかどうかについてはのらりくらりと明言を避け、一方で、5ちゃんねるで言われていることも匿名掲示板であるがゆえに決定的な説得力に欠け、白黒はっきりしないまま、議論はなんとなくフェードアウトしていきそうになっていました。
それまでずっとネット上の議論を見物していた私は、ここで我慢できなくなってつい口を出してしまいました。
ツイッター上で尋ねたのは、登山歴は山写さんが公に発表していることなので、その返答は公の場でしてもらう必要があると考えたからです。そして3山を登頂したかどうかについて尋ねたのは、はい/いいえで答えられるシンプルな質問にしたかったから。解釈の余地を残す複雑な質問をすると、あいまいな答で逃げられるからです。
回答はこの場で欲しかったのですが、DM(1対1のクローズドなメッセージ)で来ました。本人曰く、3山いずれも登頂していないということでした。その結果を私が公開したのがこれです。
そしてこちらは山写さん本人のツイート。
DMでは、登頂していないのならどこまで登ったのかとも聞きました。標高で答えてくれましたが、それは所属組織の守秘義務にあたるので公表しないでくれと言われたのでここには書きません。では所属組織の名前を教えてほしいとも聞きましたが、それも言えないとのことでした。
全然納得はできませんが、自称していた登山実績のうち最重要なものが虚偽であったことを証明できただけで十分なので、それ以上は突っ込みませんでした。
ひとつ私の印象を付け加えるならば。
答えてくれた最高到達高度もおそらく事実ではないでしょう。エベレスト、マカルー、カンチェンジュンガには行ってもいないと私は想像しています。仮に行っていたとしても、トレッキングで行ける範囲で山麓からの撮影にとどまっているはず。しかしその写真すら一枚も見たことがないのだから、そもそも行ったことがないと判断するのが常道というものだと思います。
これ以降、山写さんは1日に数十ツイートもしていたツイッターでぱったり口を閉ざしてしまいました。その間に5ちゃんねる上では、山写さんが過去に書いたブログなどが次々に発掘されて、登山実績のほかにも、自称していたさまざまな経歴が8割方虚偽であったことがほぼほぼ証明されてしまいました。
なんだか、かのショーンK事件を見ているようでしたが、ショーンK氏にしろ山写氏にしろ、なぜこんな危うい経歴で表舞台に出ていこうとしたのか、そこはまったくわかりません。
最後に山写さんについて擁護もすると、基本的には能力のある人なんだと思います(他人に対して上から目線な言い方ですが)。セミナーが充実していたことは上に書きましたし、平湯温泉にいたころに乗鞍岳で登山道整備プロジェクトを仕切った実績も事実のようです。
そして私がブログやツイッターを見て驚いていたのは、経験がないはずのことをよくここまでリアルに書けるなということ。大ポカも随所にあったにせよ、先鋭登山やクライミングについてけっこう細かいことを正しく書いていたことも多かったのです。おそらく、想像力に長けた人なんだと思います。ライターや編集者にたまにいるのですが、あまり知らない分野のことでも、いくつか資料を読んだだけで、その世界の核心や微妙なニュアンスを正確につかめる勘のいい人がいるんです。山写さんにもその匂いを感じました。
あとは、たとえそれぞれがトップレベルではなくても、ウェブに強くて、写真が撮れて、登山のことをわかっている。この3つが揃っている人材は登山業界ではとても貴重です。その力は正しく発揮されれば、欲しがる会社はたくさんあるはず。おかしな嘘で台無しにしてしまうのはもったいないとも思っています。
*本論とは離れた部分で個人的な思いをあとがき的に書きました。
経歴詐称記事のあとがき的なもの
登山と写真で仕事をしている人。rel="nofollow"
一般にはほとんど知られていないと思われるのですが、登山と写真両方に関心のある人たちにはそれなりに影響力と存在感を持っていたと思います。とくにここ一年ほどは、ファイントラックの山岳写真用ジャケットの開発に協力したり、ペンタックスとコラボしたセミナーが開催されたり、YAMAPで連載が始まったりなど、活動が本格化していました。
本人が自称している経歴は以下のようなもの:
・20代は海外で山岳写真の修行をつむ
・現在は海外の組織に所属する立場。日本の山岳風景の撮影と、山岳写真の啓蒙のため帰国して活動している
・自身の写真作品は海外で高額で取引されている
・登山実績も豊富。これまでにエベレスト、マカルー、カンチェンジュンガ、モンブランなど多くの海外高峰に登る
・フリークライミングもうまく、これまでの最高グレードはオンサイト5.12b
・WEBディレクター/デザイナーとしての顔も持ち、さまざまなプロジェクトに参画してきた
・平湯温泉で各種広報、地方創生的な事業を行なってきた
年齢は30代と思われるのですが、こうして並べてみるとスーパーマンというか、そんな人いるの!?って感じです。
私が初めてこの人の存在を知ったのは、2016年、この記事を見たことがきっかけでした。
登山用ザックに一眼レフと大量のレンズをパッキングをする方法rel="nofollow"
まず引っかかったのがブログのタイトル「登山と写真で仕事をしている人。」
私は職業柄、登山と写真で仕事をしている人はたいてい知っているのですが、こんな人がいることはまったく知らなかった。登山と写真で仕事をしている人というのは大変少なく、私のような山岳ライター/編集者にとっては、常時大募集しているような人材であります。しかもブログを見ると、かなり登れるようであり、年齢も若そうだ。これは貴重人材!
ところが、記事をよく読んでみると、なにかがおかしい。とくに、カメラの予備ボディを持っていないところと、荷物が多すぎるということに違和感を抱きました。私の知っている山岳カメラマンは、山中での故障に備えて予備のカメラボディを必ず持っていたし、撮影機材をできるだけ持つために、登山装備は限界まで切り詰める人がほとんどでした。それに比べると、どうもプロっぽくない。
そのへんの疑問をFacebookに投げてみると、知り合いが「それ、たぶん平湯の人だよ」と教えてくれました。平湯温泉の観光協会で仕事をしている人だというのです。平湯というのは北アルプスの玄関口となる町。なんらか写真の心得がある山好きの職員が、写真素材を自分で撮影して観光協会の仕事をしているということなのだろうか。なるほど、それなら「登山と写真で仕事をしている人。」というタイトルもあり得ると納得して、しばらくは存在を忘れていました。
再びその存在を意識するようになったのは、2017年末か2018年初頭ごろ。この人がカンチェンジュンガを登ったらしいという話がSNSで回ってきたのを目にしたときでした。――えっ、カンチェンジュンガ!?
カンチェンジュンガというのは、ヒマラヤ8000m峰のなかでも難しい山で、日本人でここに登ったことのある人はそう多くはありません。
あらためてプロフィールを見てみると、すでにエベレストとマカルーにも登ったことになっている。エベレスト、マカルー、カンチェンジュンガの3山に登ったことがある日本人となると、ごく限られるはず。そんな人を知らないということはあるだろうか……。
これが、同じ8000m峰でも、エベレスト、チョー・オユー、マナスルの3山を登ったということだったら、ここまで違和感は抱かなかったと思います。この3山はガイド登山が発達していて、いまや日本人登頂者なんて無数にいるからです。しかしカンチェンジュンガとマカルーは違う。
そこで、ヒマラヤの登山者がほぼすべて記録されている「ヒマラヤン・データベース」を見てみました。案の定、それらしき人物の記載が見つからない。名前と年齢がわからないのではっきりしたことはいえないけれど、これはかぎりなく嘘っぽいのではないか……。
【ここでおまけ】
ヒマラヤン・データベースというのは、エリザベス・ホーリーという伝説的な山岳ジャーナリストが始めたもので、世界中の山岳メディアが第一級の参考資料としているものです。その網羅性と正確性は驚くべきもの。ただし閲覧の仕方がちょっとわかりにくい。私も使うたびに忘れていて困っていたのですが、今回、ある人が非常にわかりやすく使い方をまとめてくれていたので、自分の備忘録を兼ねて掲載しておきます。引用が長くなるので、先に進みたい人はとばしてかまいません。
ちなみにこの一連ツイートはツイッター上で発見したものなので、この「ひゅ〜む」さんが何者なのか私にはわかりません。が、記述内容からしてヒマラヤ登山に詳しい人と思われます。
良い機会なので山写氏を例に、ヒマラヤンデータベースの使い方を簡単に解説してみます。ヒマラヤ遠征の膨大な記録閲覧が、なんと無料。— ひゅ~む (@hume55240618) February 9, 2020
↓まずは下のページからソフトをダウンロードします(続く)https://t.co/rne59A9ujv
(続き)インストールは不要。解凍するだけです。— ひゅ~む (@hume55240618) February 9, 2020
さて山写氏は↓のように言っていました。D4Sの発売日は2014年3月6日なので、エベレストとマカルーに登った(登頂ではない)のは2014年以降ということになります。
調べてみましょう(続く) pic.twitter.com/Jv6EqveGrO
(続き)ソフトを起動してSearch→Find Membersと進むと、調べたい山に遠征した「人物」を探せます。— ひゅ~む (@hume55240618) February 9, 2020
後述しますが、「遠征」を調べたい場合は「Find Expeditions」を選択してください(続く) pic.twitter.com/3TmQ1ttik5
(続き)— ひゅ~む (@hume55240618) February 9, 2020
①にマカルーを意味する「MAKA」※
②に「2014」
③に「Japan」
と入力して下の方にある「OK」ボタンを押すと、2014年以降マカルーに遠征した日本人が検索されます。その結果は…
※略称は「Select Peak」で検索できます
(④をチェックすると登頂した人に絞れます)
(続く) pic.twitter.com/94GKw92wYq
(続き)こちらが検索結果。年代順にソートしています。さて山写氏はこの中に…🤔— ひゅ~む (@hume55240618) February 9, 2020
ちなみに①は検索条件です。②にある通り、[S]マークがあると登頂したことを意味します。③のように名前の後ろに記されます。④は遠征の管理番号(?)で、MAKA-***-**の前2桁が西暦の下2桁を意味します。
(続く) pic.twitter.com/oI8k7PVLQV
(続き)名前をダブルクリックすると詳細が表示されます。更に「Show Expedition」をクリックすると遠征のルートやメンバーなども確認できます。— ひゅ~む (@hume55240618) February 9, 2020
(続く) pic.twitter.com/iCVVy6v3FT
(続き)さて、ではカンチェンジュンガはどうでしょうか。山写氏のツイート(↓はその一例)を信じるなら2017年秋に遠征したようです。しかもカンチェンジュンガ主峰ではなく中央峰。これは珍しい。— ひゅ~む (@hume55240618) February 9, 2020
それでは検索してみましょう(続く) pic.twitter.com/ozhN3DhoOp
(続き)今回は「人物」ではなく「遠征」で検索してみます。カンチェンジュンガ中央峰を意味する「KANC」、時期は特定できているので「2017」と入力して検索すると…— ひゅ~む (@hume55240618) February 9, 2020
「そんな遠征ねーよwwww」
と出てしまいました…😢
(続く) pic.twitter.com/zvsIOPU2Ah
(続き)主峰の間違いかもしれないので、「KANG」で検索してみます。結果が2枚目。— ひゅ~む (@hume55240618) February 9, 2020
①にあるように、成功した遠征の場合は②の位置に「+」マークがつきます。すなわち、2017年のカンチェンジュンガ遠征は全て失敗だったことを意味します。
注目して欲しいのは「Season」。秋の遠征がない…(続く) pic.twitter.com/pGO25v3ICj
(続き)ご覧頂いたように、ヒマラヤンデータベースは成功失敗を問わず記録しています。載らないことってあるのでしょうか?トレッキングパーミットでこっそり登るなら理論上は可能かもしれませんが、それはまた別の大問題。— ひゅ~む (@hume55240618) February 9, 2020
なお、山写氏の言うマカルー東稜の遠征も近年の記録は見つかりません…
【補足のFAQ】— ひゅ~む (@hume55240618) February 10, 2020
Q.山写さんはカメラマンやサポートメンバーだったから載らないのでは?
A.載ります。添付はイモトアヤコさんがマナスルに登った時の記録ですが、メンバーにはサミットプッシュしていないカメラマンも含まれています。そもそも、マカルーもカンチェンジュンガも記録そのものがありません pic.twitter.com/6H9aPTcHIx
【ここから本文再開】
これで俄然、この山写なる人の言うことが眉唾っぽく感じられてきました。あらためて見ると、登山実績のほかの経歴も、上に書いたようにキラ星のような実績が並ぶにもかかわらず、それが事実だと信じるに足る具体的な記述がほとんどありません。
なんなんだろな、この人は……。
と思っているうちに、山写さんがセミナーを開催するという情報を得ました。どういう人なのか見てみたいという好奇心で、私はセミナーに応募してみました。まあ、さすがに好奇心だけでは応募はしなかったところですが、セミナーのテーマがちょうど私が知りたかったこと(Lightroomを使った色調調整の方法)だったことと、ちょうど購入を考えていたモニターを使えるということが後押しになりました。
セミナー会場で実際に目にした山写さんの印象をひと言で言うと、「ああ、これはやっぱり登っていないな」というものでした。
8000m峰を3山登り、フリークライミングでも5.12をオンサイトする人といえば、日本のトップクライマーの一角といっていい実力です。国内最高の”猛者の集い”とされるWCM(ウィンタークライマーズミーティング)に参加する資格が十分にあるといえるでしょう。
そのレベルの人たちには一様のある”雰囲気”があります。まず体型。細身で全体にキュッと引き締まった体格をしています。立ち方もシュッとしているというか。筋肉が引き締まっているため、スッと立っているだけで関節が正しい位置におさまっているんでしょうね。そして手がゴツい。日焼けするため肌が浅黒い人が多いのも特徴です。
対して山写さんはごく普通の人でした。トップクライマー特有の雰囲気がまったくないのです。見た目だけでわかるのかと思われるでしょうが、トップクライマーにたくさん会ってきた経験があれば、違和感はすぐ感じ取れます。会って得られる情報というのはものすごく多く、それは言葉にはならなくても、感覚的な確信をもたらすにはとても重要なのです。
とはいえもちろん、それは私の主観でしかないので、これだけで登っていないと公に決めつけることはできません。ただし、自分のなかでの評価としてはもう十分でした。「この人は自分で言っているような登山はしていない」と。
余談ですが、セミナー自体はよいものでした。ひとりに1台パソコンが用意されていて、実際に操作しながら解説を聞けるのでわかりやすく、自分的には得るもののあるセミナーでした。3時間みっちり、山写さんが全部自分で作ったという36ページのテキスト付き(パワーポイントのホチキス止めとかじゃなくて、ちゃんとオールカラー印刷してある冊子)。かなり力の入ったものであったことは付言しておきます。しかも参加費無料!
経歴を詐称していると個人的には確信したので、以降は関わり合いを持たないようにしていました。私が仕事上で付き合いのある会社や個人が山写さんとも付き合っていて、そういうのを横目で見ながら「大丈夫なのかな……」と思いつつも、部外者が口出しをするのも気が引けるので、あくまで横目で見るだけにとどめていました。
そういう期間が1年半ほど続いたのち、今年に入ってから「ちょっとこれはまずいかも」と思い始めました。
ひとつは、山写さんが活動の場を広げ、影響力を強めてきたこと。実体のない経歴を土台にした人が影響力を持つのは、どんな事情があったとしてもいいことではありません。
ふたつ目は、私が新たに連載を始めたYAMAP MAGAZINEで山写さんも連載を始めたこと。山写さんはかなりド派手な詐称をしていたので、バレるのは時間の問題だと思っていました。そんな地雷みたいな人が同じメディアで連載をしていれば、こちらも巻き添えを食うおそれがある。立ち上がったばかりのYAMAP MAGAZINEにとっては、時間を置くほど、嘘が爆発したときの痛手は深くなるだろう。
さらにこれ。
これからエベレストに挑戦しようとしている新進の山岳写真家に、ドヤ顔でエールを送っている。これはちょっと見ていられなかったな。
どういうつもりなのか知らないが、この上田さんという写真家に対してあまりにも失礼でしょう。他人の話題に乗っかって「サミッターのフォトグラファー」と言いたかっただけなんじゃないのか。
上田さんはアマダブラムやマナスルに登っている人。山写さんの怪しさには気付いていたと思うし、その人物から公の場でこうして先輩面でコメントされたときの感情を想像するとやるせないものがあります。
自分には関係ないし……と見過ごしてもいられなくなってきたなと考え始めたころ、山写さんのあるツイートが目に入りました。ネットの掲示板で誹謗中傷されているので訴訟を起こすというのです。検索してみると、5ちゃんねるのカメラカテゴリーにそのスレッドはありました。
中を見てみると、山写さんの経歴がおかしいという議論で燃えさかっていました。ああ、ついに地雷が爆発するときがきたのかな。
掲示板の指摘はかなり具体的なものもあって、訴訟を起こすと言っていたわりには第三者からしても山写さんに分が悪く見えました。そのうち山写さんのツイッターでも弱々しい発言が目立ってきました。しかし、経歴が虚偽なのかどうかについてはのらりくらりと明言を避け、一方で、5ちゃんねるで言われていることも匿名掲示板であるがゆえに決定的な説得力に欠け、白黒はっきりしないまま、議論はなんとなくフェードアウトしていきそうになっていました。
それまでずっとネット上の議論を見物していた私は、ここで我慢できなくなってつい口を出してしまいました。
ツイッター上で尋ねたのは、登山歴は山写さんが公に発表していることなので、その返答は公の場でしてもらう必要があると考えたからです。そして3山を登頂したかどうかについて尋ねたのは、はい/いいえで答えられるシンプルな質問にしたかったから。解釈の余地を残す複雑な質問をすると、あいまいな答で逃げられるからです。
回答はこの場で欲しかったのですが、DM(1対1のクローズドなメッセージ)で来ました。本人曰く、3山いずれも登頂していないということでした。その結果を私が公開したのがこれです。
山写さんに確認が取れました。— 森山憲一 (@kenichimoriyama) February 8, 2020
【エベレスト、マカルー、カンチェンジュンガに登頂はしていない】
たいへんな誤解と被害を生むおそれがあるので、プロフィール等は早急に書き換えていただくようお願いしました。
そしてこちらは山写さん本人のツイート。
DMでは、登頂していないのならどこまで登ったのかとも聞きました。標高で答えてくれましたが、それは所属組織の守秘義務にあたるので公表しないでくれと言われたのでここには書きません。では所属組織の名前を教えてほしいとも聞きましたが、それも言えないとのことでした。
全然納得はできませんが、自称していた登山実績のうち最重要なものが虚偽であったことを証明できただけで十分なので、それ以上は突っ込みませんでした。
ひとつ私の印象を付け加えるならば。
答えてくれた最高到達高度もおそらく事実ではないでしょう。エベレスト、マカルー、カンチェンジュンガには行ってもいないと私は想像しています。仮に行っていたとしても、トレッキングで行ける範囲で山麓からの撮影にとどまっているはず。しかしその写真すら一枚も見たことがないのだから、そもそも行ったことがないと判断するのが常道というものだと思います。
これ以降、山写さんは1日に数十ツイートもしていたツイッターでぱったり口を閉ざしてしまいました。その間に5ちゃんねる上では、山写さんが過去に書いたブログなどが次々に発掘されて、登山実績のほかにも、自称していたさまざまな経歴が8割方虚偽であったことがほぼほぼ証明されてしまいました。
なんだか、かのショーンK事件を見ているようでしたが、ショーンK氏にしろ山写氏にしろ、なぜこんな危うい経歴で表舞台に出ていこうとしたのか、そこはまったくわかりません。
当初は軽い気持ちで盛って話していたことが意外に疑われることもなく、それに気をよくして次第にエスカレートしていくうちに自分でも整合性がとれなくなっていった……ということなのかとも想像しますが、本当のところはなにもわからないですね……。
最後に山写さんについて擁護もすると、基本的には能力のある人なんだと思います(他人に対して上から目線な言い方ですが)。セミナーが充実していたことは上に書きましたし、平湯温泉にいたころに乗鞍岳で登山道整備プロジェクトを仕切った実績も事実のようです。
そして私がブログやツイッターを見て驚いていたのは、経験がないはずのことをよくここまでリアルに書けるなということ。大ポカも随所にあったにせよ、先鋭登山やクライミングについてけっこう細かいことを正しく書いていたことも多かったのです。おそらく、想像力に長けた人なんだと思います。ライターや編集者にたまにいるのですが、あまり知らない分野のことでも、いくつか資料を読んだだけで、その世界の核心や微妙なニュアンスを正確につかめる勘のいい人がいるんです。山写さんにもその匂いを感じました。
あとは、たとえそれぞれがトップレベルではなくても、ウェブに強くて、写真が撮れて、登山のことをわかっている。この3つが揃っている人材は登山業界ではとても貴重です。その力は正しく発揮されれば、欲しがる会社はたくさんあるはず。おかしな嘘で台無しにしてしまうのはもったいないとも思っています。
*本論とは離れた部分で個人的な思いをあとがき的に書きました。
経歴詐称記事のあとがき的なもの
「ネットの掲示板で誹謗中傷されているので訴訟を起こすというのです。」
返信削除脅迫行為で立派な犯罪だから。
登ったか登ってないかは、スレ側で指摘していた人間が名誉毀損なのか、
山写側が経歴詐称と脅迫行為をしたか、という人生かかった争いになった。
軽々しく謝って済ませられるものではない。相応の償いを受けるべきこと。
山写に同調して、破産準備しろだのツイートした人間も責任をとるべきだ。
そう感じた方が被害届を出せば良いだけの話
削除他人のことによくこれほど必死になれますね。ある意味尊敬します。
返信削除この記事を読んでも『他人のこと』と感じるのは相当理解力に乏しい方なのですね……。
削除地頭の程度もあるでしょうが、感受性の低さからくる発言のように感じます。火事を見るのが好きな人なんでしょう。真摯で誠実な意見で鎮火されると、つまらない。そう考えるタイプの。
削除今は他人の事でも巡りめぐって自分や親族に降りかかってくると考えませんか?
削除その時になってから怒っても遅いのですよ。
適当な知識を鵜呑みにして遭難してしまったら?
身体に関わる事態になってしまったら?
そんな人物が自分の属するジャンルにいたら自分の風評も落ちないか?
そうならないうちに止めたほうがいいでしょう。
栗〇さんみたいにならないといいですが
返信削除大丈夫です
削除彼は登りませんから
詳細なレポートありがとうございました
返信削除どこの世界にもこの種の人間はいるんですねえ
下らない。
返信削除匿名性に守られたネットの世界でどれほどの経歴詐称があるにせよそれを真に受けるかどうかなんて自己責任以外何物でもない。
そして経歴を詐称する者が一定の発言力や影響力を持ったとて世の中には上には上がナンボでも居るのだから誰の言うことが一番確かなのかなんて客観的に幾らでも確認が効く。
要はこの記事を書いた筆者が自分のライバルと目した相手を訝しんでアラを探して晒し者にする事で排除しようとしただけの話だろう。
山に登る連中の中には周りが危ないと警告しても登って命を落としたり捜索に大金を使う者が少なからず居るよな?全部自己責任で自分のケツは自分で拭くのが山の男の流儀だとしたら、経歴を詐称する者がどれだけ影響力を持つ事があってもそれを信じるも信じないも自己責任。
一部の山男の中には無茶を圧して遭難して、救助隊に助けてもらって生きて帰る他力本願な者も居るだろうが、そういう連中は馬鹿だから遭難する。経歴詐称の者の言うことを真に受けるのも馬鹿だから信じる。馬鹿は放置しないとね。
えー。この文章読んで排除って話に見えるんだ。この業界としての信頼を損ないそうになるから、過度な経歴詐称を辞めさせた、って話でしょうに。人材は足りないから、ちゃんと仕事してくれる人なら歓迎って話までしてるのに
削除上に同じく。業界の信用守るために嘘つき者を晒しただけでしょ
削除この人は自分が誤情報で踊らされても同じこと言えるんかねー。
どの分野であれ嘘かどうか見抜くにはそれなりの知識と経験がいる。すべてのジャンルをカバ―出来る人なんてこの世に一人といない。誰しも自分の生を全うするのであって、それに関係の薄いジャンルを熱心に調べる理由が無い。だから、嘘ははびこる。ここで簡単に自己責任論を口にする事は自分を無知だと示すのと同じだ。あなたは全能でないのだから。世界は一人一人の専門家の繋がりで成り立っている。誰もがインフラといえる。ある専門家が嘘を嘘だと指摘した時、あなたの人生が豊かになれど、貧しくなる事はないはずだ。逆にあなたを含め、無数の専門家が機能しなくなった時、色々な不具合が起こることは想像に難くない。あなたに何らかの役割があるのならきっとわかる。
削除くだらないで片付けられることでは無いと想いますが。
削除悪貨は良貨を駆逐する。
バカは放置相手にしない。
まずはこれは基本だと思いますが、バカが詐欺師になって表に出てきてたらやはりきちんと対応できる人が対応すべきでは?
きちんとこのブログの内容読んでいれば単なる粗探しではなかったことがわかると思うんですが。
ご自身もバカの一員だと表明されているようなもんですね。
山登りの人がそんなバカばかりでは無いと信じたいです。
自分がそう思ってるから他人もそう見えるんじゃないですか、万引き犯にとっては、お店でゴソゴソしてる人が全員万引きする人間に見えるのと同じで、自分の言う言葉は基本自称です。人は皆相手を通して自分を見ている。貴方の目に森山さんの記事がそう映ったなら、あなたは自分で自分の心を覗き込んだのだと思います。
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返信削除記事ありがとうございました 興味深く拝読しました それにしても、 業界の人が一瞥すればすぐわかる経歴詐称なんですね 彼と組んでセミナーなど開催していたメーカーサイドの説明を聞いてみたいものです
返信削除まあ、このまま忘れ去られるのを待っている、ということのようですが ユーザーサイドとしては不信感しかありません
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返信削除栗城さんの時も告発されましたが、
返信削除今回も同じことをされた。
ヒューマニズムによるものか
なんなのかはわかりませんが
大丈夫ですか?
関係ない通りすがりの判断としては
このヒューマニズムが
とても怖い人(貴殿のこと)だと言う印象を受けて
お仕事依頼減らないですか?
横から失礼、私も通りすがりですがどこがどう怖いのかさっぱりです。
削除虚偽を指摘した相手が認めた以上、どちらが悪い(怖い)のかは明確だと考えますが…。
ヒューマニズムとは「人間にとって人間が最高で、人間性こそ尊重すべきものだとする、
態度・思想傾向・世界観」(「」内wikipediaより引用)という事を前提とするとあなたの
主張は「人間(性)を尊重するのは怖い事である」と言う訳の分からないものになっています。
そも、2段落目では「森山氏の活動がヒューマニズムによるものかわからない」としつつ
「ヒューマニズムのせいで怖い人に思える」と勝手に確定事項と断じておられる
あなたの主張の方が、失礼ながら大丈夫かなぁと思います。
感想は個々人の勝手とは承知しておりますがどこがどう怖く見えたかなど具体的に指摘した方が
他者の同意を得やすいと思いますよ。また、おそらくですが「ヒューマニズム」より「義憤」
等の方があなたの言いたいことに近いのではないでしょうか?
栗城氏の話がでているが全然違う感じ
返信削除栗城は実際登った過程や結果を大げさに言ってた感じで本人も実力が伴えば普通に登っていたと思う(伴わなかったから悲劇なわけだけど)
この方はそもそも登ることすらしていない完全なホラ吹きなんじゃなかろうか
服部さんが栗城氏に言ってた登山という文化への敬意が無いというのが一番しっくりきます
返信削除文字通り命をかけて築き上げてきたヒマラヤ登山を侮辱し、それを利用するだけの賢しい人です
嘘の経歴も問題ないと言ってる人も他人への敬意が無い人間なのだろうな
今田恵氏のコメントによると、頂きを踏むわけではないと言っていることからも、はたしてこれは詐称なのだろうか?
返信削除プロフィールや周囲に対して8000峰に登頂してきたと常日頃から公言していたなら別ですが。
彼は登山家ではなく写真家なのだから、山の写真を撮ることが目的であって、登頂が目的ではないのだから。
写真家がエベレストに登って山の写真撮ってきた=登頂 とは限らないのでは。
周りが勝手に登頂したと誤解していただけなのでは。
何度も同じような理屈で詐称じゃないと言う
削除あなたのような人がおりますが
山写氏本人が常日頃ピークまで行ったと明言し、
その後、疑惑を追及されやっぱりピークを踏んでないことを認めたのです。
なぜか過去に
「ピークまで行った」と発言していたことを
忘れたのか
「登る」と「登頂」の区別ができていなかった
と言い訳してましたが、
紛れもなく頂上を踏んだと本人が言っていたのです。
この記事の中でも自身を「サミッター」と称していたことがわかるでしょう。
なぜそれを無視して似たような勘違い擁護を繰り返すのでしょう?
森山さんという立場の人が公でこの記事を出した事にとても意味があると思います。
返信削除山写さん自身もこれで良かったのではないでしょうか。
公の立場が増えるに連れて、同業者や本物の人に出会うことを恐れていたと思います。
もしかしたら彼本人の中では小さな嘘が次第に本当になっていっていたのかもしれない。
けれども、あくまで妄想の域だから当然実力は伴わない故の大きな事故を未然に防げたのではないでしょうか。本人の他社共に。
森山さんの最後の方の記述。
こんな嘘なんてついてなきゃ、あんた勿体ないよ。
もう本当、そのままんまです。
逃げずに各所対応している感じなので、本当は真面目で良い人なんだろうなと。
そこまで自分を偽る人生なら嘘を本当にしちゃえばとも思う。そこまで本気出せばなぁ。
森山さんには感謝してもしきれません。こういう詐欺師は放っておくと社会に害悪をもたらします。ご本人にとっても長い目で見れば良かったことと思います。お疲れ様でした。
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返信削除山写さん本人は公の場では「登った」とも「登ってない」とも一言も言ってませんよ
返信削除それを個人的なDMのやりとりだけを根拠に他の人が「実は登ってないそうです」
このやり口がフェアな方法だとはとても思えない
フェアが云々言うならば、公で質問されたのにDMでしか返答しなかった時点で山写さんがフェアでは無いと感じました。
返信削除つまりそう言うことなんだと。
まぁ、黒を白と言ってきた人にフェアも何も無い気がしますが。
キャバでしてた自慢話を背負わされたままビジネスシーンに突入させられるようなもの
返信削除興味深く読めました。SNSで嘘をつくってのは中毒なのかな。人間の怖いところですね〜。だいしゅきホールド事件みたいだ
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