クライミング写真というのは、いい位置にポジション取りできるかどうかが、写真技術よりずっとクオリティを左右するもの。で、そのポジション取り自体も”技術”なのであります。— 森山憲一 (@kenichimoriyama) 2019年1月29日
昔、飯山健治というクライミングカメラマンが言っていたのだけど、飯山さんは下からルートを見ただけで、どこが核心か、そこのムーブはどうなるか、ベストの瞬間にクライマーの顔はどちらを向くかを瞬時に読み取り、そちら側に位置取りをするそうです。— 森山憲一 (@kenichimoriyama) 2019年1月29日
で、飯山さんはベストポジションにロープを張ってぶら下がるまでの作業スピードもすごく速かった。ポジションの読みとセッティングスピードの速さ。これはだれにでもできることではなくて、やはり技術なのです。— 森山憲一 (@kenichimoriyama) 2019年1月29日
日曜日にボルダリングジャパンカップを撮影しに行ったのだけど、報道各社のカメラマンの数がすごく増えていることに加えて、彼らもクライミング撮影に慣れてきて、いいポジションはすぐ取られてしまうようになったので、年々撮影がやりにくくなってきた。— 森山憲一 (@kenichimoriyama) 2019年1月29日
1、2年前までは、課題を見ていち早くベストポジションを取ることができたし、へんな場所に陣取っている報道カメラマンを見て「わかってないね、チミたち」と優越感に浸れたのだけど、もういまや無理。これからは人のねらわない独自の視点を見つけないと。— 森山憲一 (@kenichimoriyama) 2019年1月29日
クライミングコンペ撮影でいちばん重要なのは、ゴールホールドをどちらの手で取る設定になっているかを読み取ること。それによって、完登時のガッツポーズがどちらを向くかが決まるので。このへんのことも報道カメラマンにバレてきてしまっているので、もう黙ってる必要もなくなりましたw— 森山憲一 (@kenichimoriyama) 2019年1月29日
ふと思いついて、ツイートの転載という手抜きエントリーやってみました。すみません。
亀レスですが…。
返信削除もうずいぶん昔になりますが、私も飯山さん本人に言ったことがありますよ。コンペ撮影に関しては飯山さんにはかなわないと。だって目が普通のクライマーではなくて超ベテランルートセッターの目ですから何せ早い、いいところにはいつも飯山さんが先にいる(笑)。ムーブに関するセッターの思惑や癖まで見ればすぐわかるんだと思います。
自然壁ならまだともかく人工壁コンペの撮影であの目を持っていたら無敵でしょうね。この記事を読んだら当時を思い出してしまいましたです。
ですねえ。人工壁ではとくに、セッター経験の深い人は強いですよね。クライマーをどう動かそうとしているのか、一瞬で見抜けるでしょうからね。
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